2015年2月11日水曜日

肘の痛み

 こんばんは。
地元今治で、トレーナー活動と治療をしている、亀山 啓太です。


 前回のブログでは、肩関節について書きました。

 今回は、肘関節について書きたいと思います。
肘は、野球をしている方なら1度は、「野球肘」を聞いたことがあると思います
それだけ多い怪我でもあります。
これは主に、ピッチャーなどに多い怪我です。(説明は後ほど・・・)
まずは、簡単に解剖学から行きましょう(笑)

    

                             ヤフーから引用

 肘関節は、上腕骨(腕の骨)・橈骨・尺骨の三つの骨から構成されています。
皆さんは、肘関節の動きは曲げ伸ばしだけだと思っていませんか?
 実は、肘関節は三つの関節からできています。
※上記の画像を参照してください。
 ・腕尺関節――上腕骨(滑車)と尺骨(滑車切痕)から構成されていて、
       これが肘の曲げ伸ばしをしてくれます。 
 ・腕橈関節――上腕骨(小頭)と橈骨(頭窩)から構成されています。
       この関節は、実際に球関節です、上の左の画像を見るとわかるように
       関節を包んでいる(関節包)ため動きがでていません
 ・上橈尺関節――橈骨頭(関節環状面)と尺骨(橈骨切痕)から構成されていて、
       手首側にある下橈尺関節と共同して前腕の回内・回外を行います。
      ※肘内症になるのは、ここの関節の亜脱臼の状態です。
        気をつけていただきたいのですが、お子さんの手を持つときは、
        手首ではなくて、手を持って下さいね。
簡単な解剖学ですが・・・(笑)
 野球肘の主な原因は、投げ過ぎにより肘の内側・外側・後方にストレスが加わって起こります。
ここでは、特に内側に起きる野球肘を説明したいと思います。
 原因は、テイクバックから加速期にかけて肘の内側に牽引力が加わることで肘の内側にストレスが繰り返し加わって起こります。下の画像を参照
 
 それと、外反肘(下の右の画像を参照)も原因の一つです。
 正常範囲は5~15°で、それ以上が外反肘です。
 
ヤフーから引用
これにより、回内筋群(手の平を下に向けるときに使う)や内側側副靱帯(肘の内側にある靭帯)、尺骨神経(肘の内側ぶつけた時にしびれがでた時の神経)がストレッチされ、微細損傷が発生します。
重症例では上腕骨内側上顆(肘の内側に出っ張りの所)が牽引力によって剥離骨折(骨がめくれていく骨折)を起こします。
 

 症状は、内側の圧痛、投球時の肘痛、肘の可動域制限、時に小指側のしびれ感が出現します。
実際に治療をしている高校生たちは、投球時の肘痛・しびれはありません。
以外に動作痛がありませんが、何もしていない時のほうが違和感や痛みを訴えます。

 治療法ですが、まずは体幹から、見ていきます。
・胸椎の動き・肩甲骨の動き・鎖骨の動きなどを調整していきます。
・筋肉を見ていきます――大胸筋・烏口腕筋・上腕三頭筋・上腕筋などを調整していきます。
・フォームチェックなども同時に行います。

 そうすると、痛みや違和感は減ってきますが、休養が大事なのですが、休みがないのでなかなか治りません。

 ボールを投げなければいいでしょ?っと、言われますが、それは違います。
体を休めなければよくなりません。
むしろ疲労しか残らないので、体を治す働きより疲労を取ろうと働くので治りも悪くなります。



今の、私の課題は、一日でも早く一週間に最低一日の休養を作ると言うこと・・・なかなか実現できないのが現状・・・・・。
プロの世界でも休養があるのに、なぜ地元の中学・高校で休みがないのか・・・疑問に思う。

嘆いていても始まらないので、行動に移していこうと思います。

今回も長文ですが、最後まで読んでいただきありがとうございます。

次回は、膝関節について書きたいと思います。


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